臨場研は、バイノーラルマイクを用いた音声作品の音響制作を専門に承っています。ボイスの整音から、マルチトラック編集、フォーリー(生録り)による効果音制作までが対応範囲です。全工程をまとめてでも、必要な工程だけでもご依頼いただけます。
01. ボイスの整音
【ここに画像:iZotope RXの作業画面(Dropbox: 機材別/iZotope_RX6)/alt「iZotope RXでバイノーラル音源を整音している作業画面」】
ノイズの低減、音量調整、音質調整を行います。主にiZotope RXを使用し、リップノイズ、空調音、機材由来のノイズ、不快な帯域などを処理します。
整音でもっとも大切にしているのは、ボイス本来の生々しさを削らないことです。ノイズ処理を強くかけるほど音はクリーンになりますが、同時に息づかいや口元の距離感といったバイノーラル作品の生命線まで失われます。「どこまで消して、どこを残すか」の判断が作品の印象を大きく変えます。
- ノイズ低減(定常ノイズ/突発ノイズ/リップノイズ)
- 音量・ラウドネスの調整、テイク間のばらつき補正
- 音質調整(EQ/不快な帯域の処理)
- 左右のバランス・定位の確認と補正
こんなご依頼に/「収録は自分でやったが、ノイズが気になって公開できない」「本数が多く、整音まで手が回らない」
02. 編集(マルチトラック編集)
【ここに画像:DAW(Nuendo)の編集画面またはミキシング作業の写真/alt「Nuendoでバイノーラル音声作品を編集している様子」】
ボイス・効果音・環境音を適切に配置・調整し、空間とストーリーを組み立てます。DAWはNuendoを使用し、マルチトラックで作業します。
- NGテイクのカット・テイク選定
- 間(ま)の調整、シーンのつなぎ
- 効果音・環境音の配置と定位設計
- リバーブ・空間表現
- ミックス・最終的な音量調整
バイノーラル作品の編集は、通常のステレオ作品とは考え方が違います。「聴き手の頭のすぐそばで起きていること」として成立させるには、定位・距離感・残響のつくり方に一貫したルールが必要です。ここを整えるだけで、同じ素材でも没入感が大きく変わります。
こんなご依頼に/「編集に時間を取られて制作本数を増やせない」「自分で編集すると平坦になってしまう」
03. 効果音制作(フォーリー収録)
臨場研が最も強みとする工程です。

フォーリーとは、実際に手や道具を使って音を「演じて」録る手法です。臨場研はフォーリー専用のスタジオを自社で構えており、作品のその場面に合わせた効果音を一つずつ作ります。
効果音ライブラリを貼り合わせた音は、どうしても「素材を並べた音」になります。フォーリーで録る最大の利点は、そのときの感情や動きの速さ・ためらいまで音に乗ることです。同じ「触れる音」でも、優しく触れるのか、我慢しきれず触れるのかで、まったく違う音になります。この差が、聴き手の没入を決めます。
使用マイク:KU100(NEUMANN)/3dio Free Space 黒・白/U87Ai(NEUMANN)/MKH-416(SENNHEISER)ほか。作品の狙いに応じて選定・使い分けます。
こんなご依頼に/「SEが作り物っぽくなる」「このシチュエーションの音をどう作ればいいか分からない」「ライブラリに無い音が必要」
04. 収録(スタジオでのバイノーラル収録)
臨場研では収録から承ることもできます。KU100を含むバイノーラルマイクを設置したブースで、ダミーヘッドの特性を理解したスタッフが立ち会います。
バイノーラル収録は、マイクとの距離・角度・声の当て方が仕上がりを大きく左右します。収録時点で設計されていれば後工程の負荷が下がり、結果として品質も費用も有利になります。
スタジオは3室あります。詳しくは 臨場研について・スタジオと機材 をご覧ください。
05. 音響演出プランの企画・相談
「こんなシチュエーションの音響表現は可能か」「コストパフォーマンスよく音響制作を行うにはどうしたらよいか」といった、技術・演出のアドバイザー業務も承っています。
音声作品の制作が初めての方(VTuber様・タレント様など)には、必要な準備、台本づくりで気をつける点、スケジュールの組み方から順にご案内します。作りたいイメージだけあれば、そこから形にしていけます。
対応範囲のまとめ
| ご依頼の形 | 内容 |
|---|---|
| フルパッケージ | 企画相談・収録・整音・SE制作・編集・ミックス・納品まで一括 |
| 編集お任せ | 収録済み素材をお預かりし、整音・SE制作・編集・ミックスまで |
| 整音のみ | ボイスのノイズ低減・音量/音質調整のみ |
| SE制作のみ | 指定シーンの効果音をフォーリーで制作し、素材としてお渡し |
| 収録のみ | スタジオでのバイノーラル収録・立ち会い |
| アドバイザー | 音響演出プランの企画・技術相談 |
上記に当てはまらない形でも、まずはご相談ください。成人向け作品にも対応しています。
まずは「こんな作品を作りたい」だけでご相談ください
企画段階のご相談・お見積りは無料です。通常2営業日以内にご返信します。
メール:rinjoken@codama.co.jp / 電話:06-6439-7000